4.車両検査を受けよう
車両検査はイベントに参加するために非常に重要な参加車両の検査です。安全面、規則面から検査を受けます。また、走行時のドライバーの服装(装備)も検査を受けます。この項では車両検査を受ける準備に関して紹介します。
きちんと準備されていると、効率的な検査を実施でき、検査員・選手などは時間的な余裕が出来ます。
■車両検査を受ける準備
競技車両はコース走行する状態で車両検査を受けます。検査後の改造、変更は一部(タイヤ交換など)を除いて禁止です。もしも改造、変更を行う場合は主催者に申し出て、作業後に再度検査を受けましょう。
手始めに、車内の物を下ろしましょう。搭載する物はきちんと固定しましょう。
次にゼッケンを貼りましょう。ゼッケンは基本的に両側のドアに貼り、はがれないようにゼッケンの周り全てを貼りましょう。また、場所が指定されている場合はその場所に貼りましょう。
ボンネット、トランク等は気象条件で可能な場合、検査しやすいように開けておきましょう。
ヘルメット、グローブ等のドライバーの装備も同時に検査を受けますので、車の屋根などに置いて検査しやすいようにしましょう。(気象条件で可能な場合)
必要書類(車検証など)もダッシュボードの上など見やすいところに置きましょう。
修正を求められた箇所は適切に修正し再度検査を受けましょう。

※ ここで、タイヤの空気圧やホイールナットの緩み等も確認しておきましょう。
■主なチェック箇所
・テーピング
バッテリーはプラス端子を、金属が全て隠れるようにテーピングします。
クラッシュなどでボディと端子の接触によるショートを防止するためです。

また、場合によってはオイル類のキャップにもテーピングしましょう。
走行中に外れることを防止するためです。

・可燃物
エンジンルーム内の可燃物は、車両火災の危険性があるため取り外しましょう。
例えば、軍手、リストバンド等、ダンボール等による仕切りです。




・その他
シートベルト・シートのがたつきや、緩みです。
イベントによっては、音量測定、などを実施する場合があります。

■服装(走行時の服装)
走行時の事故やトラブルなどによる火災や、パーツ・ガラスの破片から一時的にでも体を保護し、被害を軽減し、かつ動きやすい服装が良いといえます。
基本的に走行時の服装は
ヘルメット、レーシンググローブ、レーシングスーツ、レーシングシューズ

になりますが、イベントによってはそれと同等の服装であれば許可される場合があります。それは
ヘルメット、レーシンググローブ、長袖・長ズボン、シューズ

のような、手首、足首等の皮膚が露出しない服装で、難燃材が望ましいです。

出走不可になる服装は
規定外ヘルメット、軍手・指先が露出するグローブ、肌が露出する衣服、運転しにくい靴

例えば、腕まくり、Tシャツ類、スカート類、サンダル類、厚底、裸足などが該当します。

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