車両検査の準備

 
車両検査を受けよう

 車両検査は参加するために必要で重要なものです。安全面や規則面、走行時の服装などを検査します。車両検査を受けるためにきちんと準備をしていると、効率的に検査ができて検査員や参加者にはいろいろ余裕ができます。

 車両はコース走行する状態で車両検査を受けます。検査後の改造や変更はタイヤ交換など一部の作業をのぞいて禁止です。もし改造や変更を行う場合は、主催者(技術担当者)に申し出てから行い、作業後には再度検査を受けましょう。

 

 車両検査の準備

 まずはゼッケンを貼りましょう。通常はドアに貼りますが指定がある場合はそこにはがれないように、ゼッケンの周りすべてをしっかり貼りましょう。それから車内の物をおろしましょう。搭載する物は固定しておきましょう。

 ボンネットやトランクなどは、検査しやすいように開けておきましょう。また、ヘルメットやグローブなどドライバーの装備服装や、必要書類(車検証など)も同時に検査を受けますので、車の上などの確認しやすい所に置きましょう。

 修正を求められた場合は適切に修正し、再度検査を受けましょう。

車両検査を合格しなければ、走行できません。

 主なチェック箇所

★テーピング

 バッテリーはプラス端子を金属がすべて隠れるようにテーピングします。クラッシュなどでボディとバッテリー端子の接触によるショートを防止するために必要です。絶縁テープ(ビニルテープ)を使用して下さい。また、場合によってはオイル類のキャップにも必要な場合があります。


★可燃物など

 エンジンルーム内の可燃物は、車両火災の危険性があるため取り外しましょう。例えば、軍手やリストバンドなど、段ボールなどによる仕切り等。


★その他

 ヘルメットやグローブなどの装備品。安全性や規則上など必要な箇所。シートベルトやシートなどのがたつきや緩みなど。場合によっては、マフラーの音量測定や車両ナンバーのチェックを実施します。


 
 
コース走行時の服装

 走行時の服装はヘルメット、レーシンググローブ、レーシングスーツ、レーシングシューズ。

イベントによっては、それと同等の服装であれば許可されている場合があります。走行時の事故や火災、パーツやガラスの破片などから一時的にでも体を保護し、被害を軽減しかつ動きやすい服装が良いといえます。レーシングスーツの代わりに長袖、ズボン。レーシングシューズの代わりに動きやすい靴など。手首や足首などの皮膚が露出しない服装で、難燃性のモノが望ましいです。


不可となる服装

 規定外のヘルメット、軍手や指先の露出するグローブ、肌が露出する服装、サンダル類や運転しにくい靴など。腕まくり、Tシャツ類、スカートや短パン類、裸足、厚底靴類など。

 これらの不可となる服装では、走行できませんので、きちんとした服装で望みましょう。